社名
株式会社エアークローゼット
URL
https://corp.air-closet.com/
設立
2014年7月
事業内容
インターネットサービス事業
取材日
2018年6月

株式会社エアークローゼットは、2015年2月から社名でもある基幹事業の「airCloset」を展開。
「airCloset」は、お客様一人ひとりに合った洋服をコーディネートして貸し出すパーソナルスタイリングの ファッションレンタルサービスで、会員数16万名(2018年6月現在)を誇っており、数多くのお客様から評価を得ている人気サービス。

3日間かけていた 座学研修が半日に

  • Qeラーニングを導入した経緯について教えてください。
  • A当社の洋服をあつらえるプロのスタイリストは、現在150名以上います。
    プロのスタイリング技術をもっている方々に、思い思いのスタイリングをしていただくのも1つの価値ですが、「当社が届けたいお客様の体験価値、そのために当社が作り出したい世界観、コーディネートやコミュニケーションのルール」をスタイリストの方々に理解していただきたいと考えています。スタイリストの個性を活かしながらも、当社の考える「共通するお客様への理解、好みへの理解、洋服の選び方」を標準化していく必要がでてきています。
    こうした中で、eラーニングという形で当社が蓄積してきた知見やノウハウを新たにお会いしたスタイリストの方々に横展開していくことを検討していました。長い時間をかけて教育していくのではなく、短い時間で当社が求める知識水準をスタイリストと合致させ、多くのお客様により良いサービスを素早く展開していくにはeラーニングが必要だと考えていました。
  • Q VALUEを採用したポイントについて教えてください。
  • Aeラーニングツールを探している過程で、様々な企業様からご提案いただきましたが「VALUE」の自由度が当社のニーズと合致しました。当社のこだわりを可視化するに当たって、ユーザインターフェースの自由度・柔軟性が非常に重要と考えました。既に、スタイリストの方々も自然と「VALUE」を活用しています。現在は、様々なファッションコンテンツを学習した後に確認テストを行っています。
    当社でお仕事をしていただくスタイリストには、契約時に必ず当社の目指すビジョンやありたい姿についてお話ししています。会社としての一貫したメッセージ、ビジョンといったものがしっかりと反映できるようなポータルサイトを作っていく想いは以前からありました。そこに対応できていたことが導入するにあたり、大きなきっかけになったと思います。
  • QVALUEの導入効果について教えてください。
  • Aこれまでの研修では、パワーポイントを利用して集合型の座学講義を丸1日の拘束で2日~3日かけて行っていました。しかし、「VALUE」を活用して学習コンテンツを事前配信することにより、半日程度の時間でしっかりと学習していただくことができるようになりました。
    教育担当者、社歴が長いスタイリスト、新たに加入したスタイリストなどそれぞれに対しても同等の時間短縮が可能になり、経済的に考えても合理的な支援をいただいているところだと思っています。
    これまでの座学講義だと、時間が長いためどうしても論点がたくさんありすぐには消化しきれませんでした。また、そのまま仕事に入ったときに、「どこがわからなかったのか、とりわけここだ」というポイントがぼやけてしまい、何度も知識を塗りなおすようなことに繋がり生産性に欠けていると感じていました。
    今では、コンテンツを区切って学習していくことで、「ここのポイントが弱い」、「この学習単元が弱い」とお互い共通言語として認識できるようになりました。これは、教える側も教えられる側も非常に分かりやすくなりました。 管理者はスタイリストの知識や弱点も把握でき、知識の標準化に繋がっています。
  • Q今後の展望や目標について教えてください。
  • A事業全体の展望としては、当社がいま運営しているパーソナルスタイリングサービスの価値を高めより多くの方々に届けていきたい考えです。そのためにも事業をより大きくしていきたいところです。
    また、さらなるサービス品質の改善に取り組みたいと考えております。お客様の要望や期待を汲み取り、それを超えるサービスを提供する。UX向上に注力し続けることで実現したいと考えています。
    今回の「VALUE」の導入は、品質改善に大きく直結していく取り組みだと考えています。当社の経験から蓄積されたノウハウをさらに「VALUE」に落とし込み磨き続けていきたいと思います。